ランナーの水分補給(塩分)について

しのラン

2010年02月12日 20:52

 今朝のNHK7時代のニュースでマラソンランナー 【水中毒】
 と題してハーバード大学病院の研究が報道されました。

 千葉で行われたマラソンに出場した女性ランナーを例に
 挙げた話でしたが、仕事に向かう忙しい時間でメモも
 出来ませんでしたのでわずかな記憶をたどってみます。

 この女性ランナーは水分補給をするようにと言われて
 スタート前に1㍑の水分を摂り給水所でコップ1~2杯
 飲みふらふらしてゴールし、一人で歩くことが出来なかったとか。

 汗で塩分が失われ、更に水分補給で塩分が失われた水分が
 臓器に運ばれると機能不全を起こして危険な状態になると。

 スポーツドリンクの塩分濃度は0.1%~0.3%で
 体内の塩分濃度は通常0.9%で味噌汁一杯分の0.9%
 に匹敵するとのこと。

 東京マラソン事務局も画面に出て、対応をどうするか
 とも言われていました。ここまで見て仕事に出掛けました。

 マラソンランナーの水分補給についてかなり前から
 取り挙げられています。

 2005年5月7日の信濃毎日新聞紙上でもマラソンの
 レース中「水の飲みすぎ 危険」《米で研究 血液中の
 塩分低下》と題して報道されています。それによると
 2002年のボストンマラソンで28歳の選手がゴールまで
 6㌔で「低ナトリウム血症」のために死亡。

 とかランニング専門誌「ランナーズ」でも度々取り上げら
 れています。今年の3月号でも
   「ゆっくりペースの ランナーほど
       水の飲み過ぎに注意!?」
       《血液のナトリウム濃度が低くなる》と題して
 の記事があり、前述のボストンマラソンの死亡例を挙げ、
 「・・・別名『水中毒』とも言われ、細胞中の水が過剰になることで
 起こり、重症の場合には肺水腫、脳浮腫を起こし、この事故
 例のように死に至ることもある。・・・」 
          伊藤静夫 (スポーツ科学研究室長)

 念のためにこの3月号(2004年10月も)をご覧になっては。
 水分と塩分の補給をもう一度考える機会を与えてくれた
 ニュースでした。
      まとまりがなくてすいません。